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谷津 元樹(北海道札幌市出身、2012年度入学)

言語メディア学研究室では、自然言語処理を中心として、「ヒトの言語」を必要とする多様な技術の研究を行っています。ヒトの脳が扱う情報には言語が関係したものが数多くあります。

例えば、極性(ポジティブかネガティブか)、感情、倫理、常識的な知識は、かなりの精度を保ったまま、言語化して考えることができます。これらの言語知識が、必要とするヒトに情報を提供できる技術、自分の伝えたいこと・感情の入力支援、そして自我を持ったロボットとの音声対話といった、さまざまな分野にわたるテーマを支えています。

私の研究では、音声対話における発話の生成、とりわけ複数の発話の生成手法から適切なものを選択する方法を調べています。発話とは、ヒトがコミュニケーションをとるために他者と対話を行う中での最小の単位をさし、多くは主語と述語を含む文がこれに当たります。実際の発話は質問、依頼、独話など数多くの機能をもち、ヒトは何らかの手がかりにおいて最適な応答の手法を選択していると考えられています。

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近年は、一人で生活する高齢者の人々の社会的孤立が問題となっています。その主な原因は、コミュニケーションの機会の不足とされています。私の研究の目標は、人間のようなコミュニケーションが可能なロボットを利用して、高齢者の孤立を防ぐ対策を実現することです。

私たちの研究室は、言語に関する国際的な話題に恵まれています。ポーランド語やフランス語・ロシア語・英語など、さまざまな言語の背景をもった人が所属しており、日本人の留学経験者も多数います。情報棟7階の研究室には、実験を行える広々としたスペースがあり、静かな場所や防音設備を利用した実験も行えます。

写真1:研究室の様子
写真2:ロボットの対話処理の開発
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